春から夏の緑色の葉っぱには、緑色のクロロフィルと黄色のカロテノイドという色素が含まれているそうです。クロロフィルには太陽の光を吸収して栄養分の糖をつくる働きがあり、カロテノイドはそれを助けています。
秋になって日が短くなってくると、クロロフィルは分解され数が減ります。それで残ったカロテノイドが目立つようになり、葉は黄色くなります。
カエデなどでは、葉の中にたまっていた糖が変化してアントシアニンという赤い色素ができ、葉が赤くなります。アントシアニンには、クロロフィルがなくなった後の葉を太陽の光から守る働きがあるといわれているそうです。(上毛新聞 週刊風っ子11/12号より)
毎年のこととは言え、この時期の紅葉は秋を感じさせ、私たちの目を楽しませてくれますね。そのうち葉が落ち始め、掃除が大変な時期がやってきますが、今しばらくは美しい紅葉と、室内に差し込む気持ち良い木洩れ日を存分に味わいたいものです。