9月20日、高崎駅東口に新しいホ-ル、高崎芸術劇場がオ-プンしました!杮落しの第九は抽選で外れてしまったため、まだ内部に入ったことがないですが、どんな響きがするのか楽しみです。
先日551回目の定演を迎えた群馬交響楽団の本拠地も、音楽センタ-から芸術劇場へ移ることとなりました。
1961年(昭和36年)に開館した「群馬音楽センタ-」。1955年に公開された群馬交響楽団がモデルの映画「ここに泉あり」のヒットを機に、「音楽センタ-建設運動」が広がり、実業家・井上房一郎の呼びかけで、市民からたくさんの寄付が集まり建設されました。チェコの建築家アントニン・レ-モンドが設計し、60年近く多くの人々に親しまれ愛されてきた建物です。
帝国ホテルの設計のため、フランクロイド・ライトの助手として来日したアントニン・レ-モンド。群馬音楽センタ-はレ-モンドの代表作のひとつであり、DOCOMOMO(近代建築の保存と調査のための国際組織)20選にも選定されている後世に残すべき近代建築です。
市民からの多額の寄付を有効に使うため、無駄なものを省いた鉄筋コンクリ-ト折板構造が採用されました。折り紙のような構造体をホ-ル内で直接体感できるおもしろさがあります。
同じ1961年に完成した上野の東京文化会館(設計・前川國男)は、ダイナミックで豪華、重厚な雰囲気を醸し出していますが、同じコンクリ-ト造でも群馬音楽センタ-は、軽やかで明るく、のびのびとした印象。とても群馬らしい建物に思えます。
6月16日、この音楽センタ-で、高崎高校吹奏楽部OB会による創部80周年記念演奏会が開催され、中島桂一もフル-トパ-トの一員として参加しました。
音楽センタ-と同じ年に生まれ、中学・高校と吹奏楽部だった主人曰く、「演奏会やコンク-ルなどで何度もステ-ジで演奏した。独特の平べったい空間。コンクリ-トや合板が多いのにどこか温かみがあり、建築にエネルギ-を注いだ設計者、施工者の人間味を感じる。開館からほぼ60年、建物としては、これから成熟したいい時期を迎える年齢なので、音楽センタ-に手を加え、今後ももっと積極的に活用されることを願います。」
新しいホ-ルへの期待はもちろんありますが、年月を経て味わいが出てきた群馬音楽センタ-が、これからも高崎を代表する建物として愛され使われ続けますように。
2019年9月27日金曜日
2018年9月1日土曜日
建物探訪 吉村順三の「ハ-モニ-ハウス」
やっと爽やかな気候になったと思ったら、また大きな台風がやって来ました…皆様、くれぐれもお気をつけください。
先日、軽井沢で開催された音楽祭に出かけました。会場は音楽ホ-ル兼合宿所として、建築家の吉村順三が設計した建物です。
建築の醍醐味を味わえる素晴らしい建物、息の合った迫力ある室内楽を楽しみ、贅沢なひと時を過ごしました!
詳しくはこちらのブログをご覧ください。→「Askaの音楽ブログ」
先日、軽井沢で開催された音楽祭に出かけました。会場は音楽ホ-ル兼合宿所として、建築家の吉村順三が設計した建物です。
建築の醍醐味を味わえる素晴らしい建物、息の合った迫力ある室内楽を楽しみ、贅沢なひと時を過ごしました!
詳しくはこちらのブログをご覧ください。→「Askaの音楽ブログ」
2015年2月5日木曜日
田島弥平旧宅
富岡製糸場とともに世界遺産に登録された、絹産業遺産群のひとつ「田島弥平旧宅」を、先週の休みに主人と一緒に見学しました。伊勢崎市境島村にあるこの旧宅は文久3年(1863)に建てられました。

質の良い蚕の卵を生産するための技法「清涼育(せいりょういく)」を考案した弥平。
弥平が考案した蚕室の最大の特徴は、屋根の上に見られる換気システム「櫓(やぐら)」
です。
2階蚕室の四方の窓と、櫓にある窓を開閉することにより温度や湿度の上昇を防ぎ、蚕室内の環境を調整していました。今で言うところの「パッシブ・ク-リング」の1つの方法です。
屋根幅いっぱいの総櫓(長さ約25m)、内部は大人が立てるくらいの高さがあります。
養蚕農家というと腰屋根がある建物をすぐイメ-ジしますが、その原型を考案し、「清涼育」の普及に努めたのが田島弥平さんです。
敷地内には他にも蚕室の建物跡があり、弥平さんが自宅の建物を使っていろいろ研究し、改良と実践を行っていたことがわかります。
養蚕建物には空気の循環が重要であることを理論的に体系づけ、著書「養蚕新論」「続養蚕新論」により、2階建て、瓦ぶき、櫓という建物の構造は全国各地に広まり、近代養蚕農家の原型となりました。
約25年前に当社で設計・施工致しました腰屋根のある建物です。(スポ-ツウェア関連会社の事務所です。)
現代の一般住宅においても、この換気システムは効果的です。養蚕農家の知恵を取り入れて、エアコンなどに頼らず自然の通風をうまく利用するための工夫、おもしろいですね!
ただ、窓が高い位置にあるのでお掃除が大変かも…
設計打ち合わせの時は、窓ひとつ決めるのにもメリット、デメリット両方を提示し、お客様とよく話し合って、一緒に考えて決めていきます。

質の良い蚕の卵を生産するための技法「清涼育(せいりょういく)」を考案した弥平。
弥平が考案した蚕室の最大の特徴は、屋根の上に見られる換気システム「櫓(やぐら)」
です。
2階蚕室の四方の窓と、櫓にある窓を開閉することにより温度や湿度の上昇を防ぎ、蚕室内の環境を調整していました。今で言うところの「パッシブ・ク-リング」の1つの方法です。
屋根幅いっぱいの総櫓(長さ約25m)、内部は大人が立てるくらいの高さがあります。
養蚕農家というと腰屋根がある建物をすぐイメ-ジしますが、その原型を考案し、「清涼育」の普及に努めたのが田島弥平さんです。
敷地内には他にも蚕室の建物跡があり、弥平さんが自宅の建物を使っていろいろ研究し、改良と実践を行っていたことがわかります。
養蚕建物には空気の循環が重要であることを理論的に体系づけ、著書「養蚕新論」「続養蚕新論」により、2階建て、瓦ぶき、櫓という建物の構造は全国各地に広まり、近代養蚕農家の原型となりました。
約25年前に当社で設計・施工致しました腰屋根のある建物です。(スポ-ツウェア関連会社の事務所です。)
現代の一般住宅においても、この換気システムは効果的です。養蚕農家の知恵を取り入れて、エアコンなどに頼らず自然の通風をうまく利用するための工夫、おもしろいですね!
ただ、窓が高い位置にあるのでお掃除が大変かも…
設計打ち合わせの時は、窓ひとつ決めるのにもメリット、デメリット両方を提示し、お客様とよく話し合って、一緒に考えて決めていきます。
蚕であれ人であれ、そこで生き物が健やかに暮らすための工夫から生まれた建物は、その土地の気候風土にも自然に馴染むデザインになるんだなと改めて思いました。
昨年、世界遺産登録が決まる少し前に富岡製糸場を見学しました。
その時のレポ-トはこちらです。
昨年、世界遺産登録が決まる少し前に富岡製糸場を見学しました。
その時のレポ-トはこちらです。
[投稿 中島明日香]
2015年1月31日土曜日
リフォ-ムで快適に!
今年の当社の年賀状。
昨年お引き渡し致しました大規模リフォ-ムのお宅の写真です。子供が独立、夫婦2人の生活に合わせ大幅に間取りを変え、とても暮らしやすくなりました。天井、床に無垢板を貼り、梅雨時でも室内はとてもさわやかです。
ブログに詳しく掲載してありますので、ぜひご覧ください!→写真はこちら
[投稿 中島明日香]
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